まずは自キャラ、ユラの話、させてもらいましょうか。 実はこのタイプの飄々系は普段あんまり卓では使わないキャラだったんですね。飄々させたくても情が篤すぎて飄々にならないことが多いってのもあるんですが。 しかし今回のこのユラは中々面白い感じに情とドライさが両立されてて。 この辺りが多分よ鹿さんに賢人系とか評された理由なのかなとも思うんですが。 なんでかなって卓が終わった後も割と考えてたんですが、多分これはアルセットという世界観のおかげがあるんだなという結論に落ち着きました。
彼女はジークとして出会ったフィラの一人一人をジークとして大事にしてはいても、恐らく人として好むところまで行く手前で無意識に止めている。それぞれの最期には立ち会わずとも、彼女たちがどこかで辿っているだろう結末の事も知っている。知っているけど、それぞれに意識をあまり置いてない。 今私といる君が笑顔ならそれでいい。君が笑顔の方が私も今楽しい。君がいずれ辿る結末は一つだとしても、今君が笑えることが私にとっては大事なんだ。そういう感覚。
そういう意味で今回のエリーゼちゃんへの、ユラの「この子を笑わせてやってよ」みたいな構い方は、その極地で。笑わないなんてもったいないよ、笑おう。せっかく愉快な街に来たんだよ? そんな感じで。 そういうわけで、さらっと自分の子の話をしたところで周りのPC達の話をしましょうか!

まずクーガーさんbyヘイゴさん。 うーーんなんだこの人。 第一声がこれで本当ひどいと思うんですけど、ずるいんですよ。この人動きが。 たばこくわえて、いつもちょっと引いたみたいに過ごしてて、でも最後の最後。亡き人たちの思いを叶えるために一人、息を切らして走るんですよ。
走ってって、お墓にその想いの欠片と思しきものを供えてから、ばっと燃やして。んで何事もなかったかのようにトートの跡地に帰って来て。ずっるい。なにこれずるい。 あとうちの子の軽口に大概乗っかって来て頂いてこれも大変うれしかったです。
「たばことか吸ってっからすぐ体力なくなるんでないの?」「うっせーなー」みたいなそういう会話。もうこれがそれはそれはしょっちゅう発生して、そういうのが発生しうるだけのRPをして下さるからついつい悪ノリしてしまって。反省はしてるが後悔はしてないみたいなあれ。めちゃくちゃ楽しかったです。

次!オーキッドちゃんby100まるさん。 ちょっと最初設定で絡まって動けてなかったそうなんですが。最後びしっと決めてくれましたよね!あのフィラに対して一方的に負い目を負わせる幼馴染設定素敵。エリーゼちゃんが笑えない原因の一つかもしれないながら、絶対に裏切らない絶対的な後ろ盾でもある。 強い。エリーゼちゃんが忘れた明るさを、忘れた無邪気さを、全部持って横で瓢と笑って、あなたの傍にずっといるよと。こういう設定映えそうって思いつけるのまずすごいと思うんですよね~~私には出てこない発想だった。

そんでまた街が秀逸だと思うんですよね。これホントにアルセットに最初に作ったシナリオだったんです?? 入り口から迎える異常。明らかに人でないものが人でない動きで迎えてくれて、案内人になるという。どんなリアクションをとっても変わらないその不気味な在り方。 でもってその異常に慣れ始めた頃に唐突に広がる静寂の不気味さ。立ち入り禁止の場所って、工事されそうなこと言ってたけどきっとあれ永遠に工事されないんでしょう。 そうして出合ったトートの、まるで鏡に映した鏡像だけが本心を映しているとでもいうような、街の異常に囲まれながらその姿と対照的に警戒心に満ちた姿。 ほんとすっごいよくできてると思うんですよね…… ヘイゴさんが色々考察して増やしていった設定も、今後更にこの異常の悲しさ不気味さに味を加えていくんでしょう。味を加えたバージョンも座ってみたい!!()

そんなわけでね。クーガーさんと愉快な掛け合いをしながら、エリーゼちゃんを笑かそうとしながら歩いた、歩きとおして無くすことを選んで、オーキッドちゃんが結末を選んだ笑顔の街は、すごく素敵な場所でした!

よ鹿さんお誘いと立卓ありがとうございました、ヘイゴさんも100まるさんも初同卓でしたがすごい楽しかったです!!


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